今回は、ミルボンさんが開発した縮毛矯正剤 ネオリシオを解説したいと思います。
美容業界では有名なミルボンさんですねので、多くの美容室で使用されています。
業務用頭髪化粧品メーカーであるミルボン。シャンプー、トリートメント、パーマ液、カラー剤と全国の多くの美容室で使用されているメーカーです。
今までミルボンの縮毛矯正剤と言えば、リシオシリーズというブランドで愛されていましたが、生まれ変わったネオリシオとはどんな縮毛矯正剤なんでしょう?
ミルボンの縮毛矯正剤ネオリシオの特徴は、NAcグルコサミンという成分が入っていること。
従来の縮毛矯正に比べて髪が受ける熱ダメージをなんと10分の1に抑えてくれるという、特許申請中の技術が詰まった縮毛矯正剤です。
①髪が硬くならない。
NAcグロコサミンという成分が髪のタンパク質を硬くなるのを防いでくれます。
例えば、生卵をお湯に入れたり焼いたりすると硬くなります。当たり前ですが、この現象は卵のタンパク質が熱で固まるからです!
この現象をタンパク変性と言います。
このタンパク変性が起きないようにするのがNAcグロコサミンということです。
髪はケラチンというタンパク質で多くできています。なので縮毛矯正の熱処理をするとタンパク変性で、髪が硬くなったと感じることがあります。
タンパク変性が起きないので、仕上がりは柔らかくツヤツヤな髪になるそうです。
②縮毛矯正と同時にカラーができてしまう。
最近縮毛矯正とカラーが同時にできる美容室も増えてきました。ネオリシオも同時髪を染めることができます。
熱によりタンパク変性が起こり、カラーの染色率が変わってしまいます。すると思っていたカラーが濃くなったりと、カラーにムラができてしまいます。
NAcグロコサミンがタンパク変性を起こさないようにしてくれるので、綺麗にムラなくカラーをすることができます。
もし美容室でネオリシオで縮毛矯正をやった時は、NAcグロコサミンを思い出して、タンパク変性が起きないツヤツヤな仕上がりを実感してください。
筑波大学とミルボンが3年かけて共同開発した毛髪保護成分です。
縮毛矯正剤に配合する事で髪が受ける熱ダメージを抑制する事に成功し、ネオリシオが誕生しました。
縮毛矯正は髪の毛のタンパク質に還元剤と熱を加える事により、クセの原因となるタンパク質を変性体に変化させストレートにしていました。
この時に変化した変性剤は熱により凝集体に変化し髪が硬くなったりツヤがなくなるなどの熱ダメージの原因になっていました。
NAcグルコサミンは髪のタンパク質の熱凝集を抑制する効果があり、還元剤と熱で変性体となったタンパク質をそのままとどめてくれるので、髪のダメ―ジを軽減できることができました。
すごい発見ですね。ネオリシオで縮毛矯正をしたい!という方は店頭に売っているものではないので、取り扱っている美容室でスタイリストに質問、相談してみてください。